8月のごちそう暦(ごよみ)~精進料理、三輪そうめん~
関屋病院では旬の素材を使った季節料理や特別メニューなどお召し上がりいただく「ごちそう暦(ごよみ)」を4月から始めています。
今月からは栄養室より「ごちそう暦」をお届けします。調理の様子やお召し上がりになった患者さまのお声に加え食材の栄養のことなどもお伝えしていきたいと思っています。
8月15日(土)は「精進料理」でした。
お盆の日は共に生きてきた動物に感謝をする日といわれています。そこで、野菜料理を工夫し、味のメリハリをつけた料理をお召し上がりいただきました。
ゴマ豆腐はゴマの香りとのどごしの良い触感を味わっていただこうとあたりゴマ(練りごま)と豆乳から手作りしました。
メインの炊き合わせは、京風がんもどき、南瓜、オクラ、椎茸、生ゆばロール。
ゆばは大豆の栄養が詰まっている高たんぱく食品で鉄や亜鉛などのミネラルもたっぷり。その上、女性ホルモンに似た働きのある大豆イソフラボンも大変豊富で女性にも高齢者の方にも嬉しい食材です。
8月18日(火)は「三輪そうめん」でした。
ローマ法王にも献上された桜井市、「マル勝髙田」の三輪そうめんを使用。
大きな回転釜にたっぷりのお湯でゆでること約1分。そのあと冷水でしっかり洗い、器に盛ります。
今回は、そうめん本来の味やのどごしを楽しんでいただきたく具はシンプルにしました。
お召し上がりになった患者さまに感想を伺うと「今日のそうめんはコシと細さが違いますね。おいしいです。」とお喜びいただきました。
〈関屋病院の季節料理 ~ごちそう暦~〉